うつ病で休職すると、「社会復帰できるだろうか」という不安に襲われます。今度は症状が良くなると、「いつ社会復帰できるか」「また再発しないか心配だ」など考え始めてしまいます。
不安を解消し、社会復帰を果たすにはいくつかの注意点が必要です。うつ病により休職していると、無職である後ろめたさなどから、復帰を焦る人も少なくありません。せっかく症状が改善されてきても、この焦りのプレッシャーから、症状を悪化させる場合もあります。
また、経済的な理由から社会復帰を焦る人もいます。深刻な状況に陥っていると、更にうつ病を悪化させるため、支援を受ける制度を利用しましょう。経済的な問題が解決すると、落ち着いて治療に取り組むことができます。
復帰の目標を立てておきたいなら、復帰までの期間を長めにとることが必要です。再発の可能性も考え、医師に相談しながら焦らず進めていくことが重要です。症状が改善されてくると、処方された薬を勝手に断薬する人もいますが、きちんと飲みましょう。
治療によって薬を飲んでいる間は、酒やカフェインの習慣に気をつけることが望ましいです。また、生活改善も復帰までにはしておかなくてはいけません。不規則な睡眠、乱れた食生活を改善させましょう。
復帰に対して「簡単な作業しかできない」「社会復帰すれば、朝から夕方まで仕事をしなくてはいけない、集中力が続くか心配」など不安を抱えがちですが、一人で抱えず、医師や家族、友人や専門の機関に相談することが大切です。